生い立ち⑦・・・
最初の主とは、半年くらいでお別れをしました。
あの頃の私は、何かに追われるようにSMをもとめていました。
だけど、心を見ることは出来ず、プレイにばかり目がいって・・・男の人を求めていました。
何が欲しかったのかもわからなくなっていました。
2人目の主は、少し年上の方でした。
多分、楽しい記憶もあったと思いますが、嫌な記憶の方が残っています。
主様は本当に思い出したくないことは、思い出さなくてもいいと言われましたが、嫌な思いも、嫌な私も、全てお見せしようと決め、お話致します。
彼は、主としての経験があまりなかったのかも知れません。
ベルトを鞭代わりにした鞭打ちとか、家の近くでの露出とか、 ロープでの縛りとか…
友達が心配するような痣をたくさん作られましたが、その時はそれだけが、彼のものである証だと思っていました。
彼を満足させることも出来なくて、
気に入らないことがあると、死んじゃうかもしれないって思う程、頭も体も蹴られて、
彼の顔色ばかり伺って、
彼が喜ぶ言葉を気持ちもないのに口にしました。
彼から連絡があると怖くて仕方がなかったです。
お断りすることなんて出来なくて、怖がりながら会っていました。
少しのことで怒られて、駄目だっていつも言われていました。
彼の為に、何もできなかった。本当に駄目だったんです。
これがSMだと思っていたのかは思い出せませんが、
友達の彼氏に露出をしていることを知られて、Mだって知られて、犯されて…
誰にも言えませんでした。もちろん彼にもです。
この頃、私は、自傷行為をしていました。
リスカをするほどの勇気はなかったから、自分の爪で、体中を血が滲む程、引っ掻いていました。
誰かに気づいて欲しかっただけでした。
私の考えていたものは、理想でしかなく、そんなものはないのかもしれないと思いました。
SMの世界から、離れました。
続く・・・
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